Palmとザウルスでビームしてみよう。

マクザウ(マック&ザウ)という話ではないですけど。


Palmにもザウルスにも、赤外線通信の機能が備わっています。
ということは、ある程度のデータのやりとりができるということ。


ただし、完全にデータの互換があるわけでもないようです。
そのあたりを、PIM関連についてまとめてみました(やってみた範囲で)。
長いので、途中で切ります。「続きを読む」をクリックしてください。



まず、ちょっと注意を(やってりゃ、すぐ気づきますけど)。
Palmで受信する場合(Palm同士でも同じだけど)、受信するデータを見るのに必要なアプリを開いた状態だと、アプリケーション・エラーが発生します。
たとえば、予定データを受信する場合は、予定表は閉じておきましょう。これは、互換アプリ(KsDatebook等)でも同様です。


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■ 予定表

Palm → ザウルス
特に問題なく、受信される。


□ ザウルス → Palm
メモに改行が入っていると、最初の1行しか受信されない。
ザウルス側の「場所」という項目は、受信されない。


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■ アドレス

Palm → ザウルス【日本語版Palmの場合】
「よみ」がおかしくなる。「名前□よみ」のように受信される(□は、化けたデータ。いわゆるトーフ)。
ザウルス側での初期設定段階では、編集できないものがある(「会社携帯電話」など)。これらは、設定をオンにすれば、編集可能になる。
「国」のデータが記入されていると、ザウルスで見た場合、一覧表示では見ることができるが、編集することはできない。
「Custom」欄の項目は、いっさい送信されない。
「メモ」は送信される。


Palm → ザウルス【英語版Palmの「Contacts」の場合】
住所を2つ以上記入していても、ひとつしか送信されない(どちらが送信されるかは不明)。
新たに加わった「Web site」のデータも送信される。


□ ザウルス → Palm
名前・会社名の「よみ」は送信されない。
会社データ、自宅データの両方を記入している場合は、ひとつしか送信されない(たぶん、会社データを送信)。
メールアドレスは送信されない(Palmからの受信は可能)。
「メモ」は送信される。予定表とは違って、こちらは改行されていてもだいじょうぶ。


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■ メモ帳

Palm → ザウルス
テキストとして受信される(txtという拡張子がつく)。
1行目がファイル名となる(長すぎる場合は、途中で略される)。


□ ザウルス → Palm
メモ帳には、赤外線送信の項目がない。
が、ファイル操作の画面から、ファイルを選択、赤外線通信できる。
長い(4kを超える)ファイルは、分割して受信される。
ただし、分割ポイントは若干の文字化けが発生する。


長文の分割に関しては、新旧Palmで若干の違いがある。
従来からの「メモ帳(Memo Pad)」では、4kごとに分割。
Tungstenシリーズなどに搭載される「Memos」では、長文も受信可能(たぶん32kだったと思う←自信なし)。


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テキトーにテストしただけなので、間違ってるトコがあるかもしれないけど。


とりあえず、赤外線通信でのデータ交換が可能であることと、内容は必ずしも完全ではないこと、この2点だけ、把握しておけばいいでしょう。
(じゃあ、このテストはなんやねん、というツッコミはやめよう(笑))